北海道へ観光旅行をするとき、最もポピュラーなスタートといえば「新千歳空港から札幌市へ行く」というパターンです。
この”ごく当たり前のこと“について、大雪警報などの緊急事態を含めて詳しく解説します。
北海道の屋台骨を支える新千歳空港
現在の「新千歳空港」が供用開始されたのは1988年(昭和63年)のことで、個人的には「そんなに経ったのかぁ」と思っています。
今では「日本一楽しめる空港」と言われる新千歳空港ですが、まずはその基本情報をお伝えします。
新千歳空港が“北海道の空の玄関口”である理由
一般人が飛行機に乗れなかった時代には、北海道へ行く手段は「鉄道を乗ったのちに青函連絡船」というのが一般的でした。
それこそ石川さゆりさんが歌う「津軽海峡・冬景色」の世界観そのものです。
ちなみに歌詞にある「上野発の夜行列車」といえばいくつかのルートを通っていたようですが、一番知られているのは「あけぼの」でした。
そんなノスタルジックなことが過去になったのは、飛行機で北海道へ行くのが最も合理的かつコスパが高くなったからです。
しかも、北海道へ来る方が最低限押さえておくべき地が“札幌市“である以上、新千歳空港が北海道の「空の玄関口」になるのは当たり前のことでしょう。
日本一充実した空港と言われる所以
色んなテレビや雑誌で取り上げられていますが、今のところ新千歳空港は「日本一楽しめる空港」であることは間違いありません。
その背景にあるのは、北海道が一度訪れただけでは全てを知れない“広さ“があるからだと思っています。
つまり、何度か北海道に行く人が多いなかで新千歳空港がどう映るのかということです。
ごく一般的なご意見としては、以下のような魅力が語られております。
- 充実しすぎている飲食店
- 北海道らしいお土産の数々
- 意外と病みつきになる温泉
- ボーっと眺めるだけで幸せになれる離発着風景
こんなに魅力的な新千歳空港ですが、あくまで北海道旅行の起点に過ぎないことは理解しましょう。
新千歳空港から札幌までのアクセス
北海道旅行の基本は「札幌市を押さえる」ことで、北海道の魅力を知りたければ数度に分けるか、もしくは10連泊ぐらい覚悟をしなければなりません。
それはともかく、新千歳空港から札幌市へ行くためのアクセスの詳細を知ることにしましょう。
JR北海道(鉄道)を使う場合
新千歳空港から札幌市へ行く移動手段で最もポピュラーなのが「JR北海道(鉄道)を使う」というものです。
新千歳空港駅は到着ロビーの地下にあり、そこまでのアクセスは抜群で、しかも約10分間隔で運行しています。
ただ、難点といえるのはJR北海道が路線維持に汲々としていることで、とくに冬の運行には疑問符が付きます。
ちなみに新千歳空港駅から札幌駅までの料金は1,230円となっており、今後の値上げも予想されています(JR北海道の経営難につき)。
高速バスを使う場合
トラブルの多いJR北海道と比べ、新千歳空港と札幌市を結ぶ高速バスは安定した運行を期待できます。
新千歳空港と札幌を結ぶ高速バスは、北海道中央バスと北都交通の2社が運航していて、料金的にも片道1,100円とJRよりお得です。
また、新千歳空港から札幌へ行くだけではなく、他の場所へ行くにも利便性が高い移動手段だといえます。
大雪への耐性はJR北海道より高いのですが、警報レベルともなると当てに出来なくなるのが難点でしょうか。
タクシーを使う場合
新千歳空港から札幌までの距離は約50キロもあり、タクシーを使うのは富裕層、あるいは人数の多い(とはいってもタクシーには4人しか乗れません)場合でしょう。
所要時間は50~90分ほどで、料金も12,000~17,000円ほど必要ですが、宿泊するホテルの玄関前まで行けるのは魅力的です。
ちなみに、全国で競合タクシー会社へ喧嘩を売りまくっている「MKタクシー」であれば、12,900円という定額サービス(他社なら17,400円)を利用できます。
ただ、高速バスと一緒で“有り得ないような大雪“だと、タクシーも運行は期待できません。
レンタカーを使う場合
新千歳空港は、さすが北海道の空の玄関口だけあってレンタカーの利用もしやすくなっています。
レンタカーの利用は、基本的には札幌市以外の観光地を目指す方向けのサービスで、札幌市へ移動するだけの利用は亜流です。
ただ、見知らぬ地(慣れない地)で、自らハンドルを握って運転することは、ちょっと違った経験にもなり意外とオススメできるアクティビティではあります。
料金的にはコンパクトカーが約6,000円/1日となっていて、複数人の利用なら悪くない選択肢です。
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新千歳空港が陸の孤島になったときの対処法
しょっちゅうではないのですが、あり得ないような大雪に見舞われると新千歳空港から、あるいは新千歳空港へ移動できなくなることがあります。
当てに出来ないJR北海道だけではなく、警報レベルの大雪ではバスやタクシーもアウトです。
そんな「数年に一度の災害」に遭遇した場合の対処方法について、自己責任を伴うことを含めて説明します。
意外と”使える手段”だったレンタカー
最近の例でいえば、2026年1月25日に北海道中央部を襲った豪雪でJR他の交通機関が全滅しました。
新千歳空港は地獄だね…
千歳が幸いなことに雪であまりやられてない。
飛行機の着陸はひっきりなしであるけど、
地上交通が壊滅。
移動できない陸の孤島だよな…
逆にこういう時は、
乗れる便あるなら新千歳から違う都市に、
離れるのが正解すらありそう。— ハマジロー (@Hama0308zirou) January 25, 2026
この方が言うとおり、他の空港で発着するというのも一理あるのですが、意外と使えたのがレンタカーでした。
ただ、リスクもあって豪雪路の運転はそれだけで「一か八か」的な要素をはらんでいます。
2026年1月25日のときには高速道路も通行止めだったので、大雪下の一般道を走行するのは余程の覚悟が必要でした。
あくまで“自己責任“での解決策です。
まとめ
新千歳空港は、日本を代表する「楽しめる空港」であり、実質的な北海道の玄関口です。
札幌市へのアクセスも悪くないのですが、残念ながら異常な大雪に見舞われると新千歳空港自体が”陸の孤島”と化す可能性があります。
旅行というものは、かなり前から計画するものなので簡単に予定変更はできません。
そのため非常事態が予想されるときには、早い時間に諦めることが肝心で、空港泊だけは避けるというリスクヘッジが重要です。
