令和2年も終わる直前です。今年はほとんどが「コロナ関連」の話題で明け暮れた1年となってしまい、なんとも残念な限りです。バカのように騒ぎ立てるマスコミにもウンザリしましたが、何より政治家の”質の低さ”がこんなにも露わになったことはある意味良かったのかもしれません。
ここから書くことは自分の勝手な仮説に過ぎないので、もし読まれる方がいるのなら「まぁ、そんな意見もあるよね」くらいに思っていただけたら幸いです。
緊張感が圧倒的にない日本の政治
先ごろアメリカ大統領選挙がありました。やれ”不正だ!”なんだと騒がれていましたが、なんだかんだ言って2大政党制が機能し共和党支持と民主党支持が上手くバランスが取れている印象があります。
それに引き換え日本に目を移すと、自由民主党も人材が枯渇しつつあるようですが、なにより野党が実力も無ければ魅力もないという末期的な状態です。
これの原因は何かと考えた時、昭和時代に野党最大勢力だった「日本社会党」の野党戦略が未だに影響を残しているせいだと思っています。
この政党は共産党系を除く「合法社会主義」勢力により結党されたのですが、結党当初から右派と左派の対立があったうえ、それによる分散集合を繰り返すなどし「三井三池争議」や「安保闘争」などでもイマイチ残念な結果しか残せませんでした。
っていうか私が物心を着いた頃には「何でも反対!」という存在になっており、土井たか子氏が委員長になったとき一瞬輝きを見せたものの、結局のところ「反対!」しか能のなかった政党でした。
「牛歩戦術」なる、ただただ運営を遅らせる光景を見た時には失笑すらでず呆れかえりました。
今の野党第一党の”結局”民主党もやっていることは同じで、彼らの口からは「批判」と「反対」しか聞くことが出来ません。
一部ネットでは「自民党最大の応援勢力は民主党」などと揶揄されることが、今の緊張感無き国政の最大要因なのではないでしょうか。
ホントに深刻な「人材不足」
令和2年12月27日の今日、内閣総理大臣は菅義偉さんが務めています。内閣発足当初の期待も薄れ、最近は支持率低下も著しいのですが、今になって思うに菅義偉さんって典型的な「ナンバー2で輝く人物」なんだと思います。
先の自民党総裁選では菅義偉さん以外は、裏切り者として名高い石破さんと、イマイチ指導力に欠けそうな岸田さんが対立候補だったわけで、これなら消去法で菅さんだよね・・・となります。
だいたいもって媚中派としてアメリカからも警戒される「2F」なる人物がキャスティングボードを握っている時点で”終わって”います。
本当の意味で日本の国益を考え、そのためなら命を賭してもいいという政治家はいないものなんでしょうか?
少なくとも昭和の頃は、戦争を実際に経験した「国難を知る政治家」がいたように思いますが、今の国会議員を見る限り腹の座ったような御仁は見られません。あぁ嘆かわしや。
これから望むこと
まったく軟弱となった日本の政治と、なによりそれを結果的に認めている日本人に危機感を覚えます。民主主義とは「数の正義」なので、今の高齢者偏重の政策を止めさせるのは至難の業でしょう。
しかし日本の将来を担うのは若年層であり、もはや戦後ぬくぬくと生きてきた高齢者に対する過度の優遇は即刻廃止すべきであると思います。
そう鳥肌実の言葉通り過激ではありますが、今の高齢者におかれましては日本の未来を考え「欲しがりません、勝つまでは」を実践して欲しいと切に願う次第です。