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【自動車】BMWとかいう「走りにこだわった」メーカーの歴史と現在

自動車

BMW社(Bayerische Motoren Werke)といえばドイツ自動車メーカー「御三家」の一角を担っています。その中でも高級というだけではなく「走りにこだわる」というイメージが強いのがBMW社です。

 

そんなBMW社の歴史とその特徴を解説していきます。

BMW社の歴史

BMW社も100年をこえる歴史があります。古いドイツ企業は2度の世界大戦を潜り抜け、計り知れない苦労の連続だったところがほとんどでしょう。時代ごとのBMW社の軌跡を追ってみましょう。

創業期

引用:BMW公式HP

 

1916年グスタフ・オットーにより設立されたバイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ社(BFW社)が今日のBMW社の始まり・・・と、BMW社が言っております。

 

なんか「言っております」というのも変なのですが、実はBFW社にも前身になる会社があるので、なにが本当なのか言い出したらキリがありません。この会社は当初航空機用のエンジンや航空機自体を製造するために設立されました。

 

よく「BMW社はもともとエンジンメーカーだった」と言われるのは本当なんですね。それと興味深いことがもう一つあり、グスタフ・オットーの父親は「4ストロークエンジンの生みの親」とも言われる「ニコラウス・アウグスト・オットー」なんですね。

 

設立翌年の1917年にバイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ(BMW)に社名を改称しました。直訳すると「バイエルン発動機製造」です。やはりエンジン屋です。

 

1914年から第1次世界大戦が始まっているので、まさに戦時中です。大戦中は航空機エンジンの需要が高まり業績も伸びましたが、ドイツの敗戦により事態は暗転します。

2輪車製造から4輪車製造へ

敗戦国ドイツは「ヴェルサイユ条約」によって航空機の製造を禁止され、それはBMW社の存亡にかかわる事態でした。生き残るために鉄道用のブレーキ製造などで急場をしのぎ、エンジン開発を進めました。

 

2輪車用の500cc2気筒エンジンがヒット商品となり、1923年にはBMW社独自のオートバイ「R32を発売しベストセラーとなりました。

 

1928年イギリスの「オースチン・セブン」のライセンス生産をしていた「ディクシー・アウトモビール・ヴェルケ社」を買収し、いよいよ4輪自動車の製造に乗り出します。

 

1932年にオースチン・セブンのライセンス契約を終了させましたが、その数週間後には自社制作の「3/20 AM-1」を登場させ、翌1933年には完全オリジナルの「303」を発売しました。

 

この「303」ですがBMWの代名詞の一つと言える「ギドニーグリル」が採用され、それが今日まで続いています。「303」の後もいろいろな車種の製造を手掛けますが、またしても戦争の影響を受けることになり、軍需向けの生産に専念することになりました。

またしても敗戦・・・とその後

軍需生産に協力したもののドイツはまたしても敗戦しました。第2次世界大戦では日本も敗戦してしまい、ともに焼け野原からの復興となりました。

 

しかしBMW社は軍需生産への協力とロケットエンジンの生産に携わっていたこともあり、敗戦後3年間操業停止処分を受けてしまいます。しかもドイツは東西に分裂しアイゼナハ工場はソ連(ソビエト連邦)に押収されてしまいました。

 

苦難が続く中1951年に戦後初めての4輪自動車「501」を発売、そしてイタリアのイソ社からライセンスを受け「イソッタ」という小型車を販売しました。今のBMW社からは想像が出来ませんが、玩具みたいな車です。

 

この「イソッタ」はそこそこヒットしたものの業績回復までは至りませんでした。1959年には倒産の危機に瀕し、ダイムラー社(メルセデス・ベンツ)に吸収される一歩手前までになりましたが、ドイツの実業家ヘルベルト・クヴァントの資金提供により回避されました。

 

そんなBMW社を救ったのが1962年に発売された「イノセ・クラッセ(新しいクラス)」の第一弾として発売された「BMW1500」でした。

 

当時としては常識を超える高性能・高品質という評価を得て、瀕死のBMW社をドイツを代表する自動車メーカーへ押し上げました。その後「BMW1600」「BMW2000」をバリエーションを増やし、1966年ついに「1600-02」が発表されました。

 

現在の「BMW3シリーズ」の原点となった「1600-02」はスポーツサルーンの傑作と評され、現在も続くBMW社の「駆け抜ける歓び」の原点となりました。

そして現在のBMWとその特徴

その後はすっかりプレミアム自動車メーカーとしての地位を確立したのですが、BMW社の特徴として(言い方は悪いですが)リスク覚悟で新技術を搭載し不具合続出というものがありました。

 

“ありました”というのも最近はそんな話を聞かなくなったからです。しかし技術に対する貪欲な姿勢と、御三家に中では傑出したハンドリング性能には頭が下がります。かくいう私は1シリーズしか運転したことがないのですが、まあ気持ち良かったです。

 

ハンドリングとともにBMW社を語るうえでは外せないのが「直列6気筒エンジン」へのこだわりです。その滑らかなフィーリングから「シルキーシックス」と言われています。

「シルキーシックス」という表現は1976年に登場した初代6シリーズに搭載された直列6気筒SOHCエンジンが由来と言われ、試乗したジャーナリストが滑らかな吹け上がりに感動して「まるで絹(シルク)のようだ!」と表現したことがその始まりと言われています。

 

BMW社の車といえば基本は「FRのセダンorクーペ」だったのですが、最近はハッチバックや4WD・FFなども手掛ける多方面展開な感じになっています。また直6エンジン以外の車も増えました。

 

時代の変化といえばそれまでなのかもしれません。しかし走りにこだわる姿勢はドイツ御三家の中では色濃いので、自動車好きにとっては今後も期待できそうです。

まとめ

2度の世界大戦を生き抜き、その間にエンジンメーカーから2輪車、そして自動車メーカーになり、世界的な存在にまでなったBMW社の歴史を中心に解説しました。

 

何度も危機に陥りながら「技術と走り」に拘ってきたスピリットは感動すら覚えます。車って”走ってナンボ”なので、機会があれば是非その走りを味わってみましょう。ディーラーの敷居が高そうですけど・・・。

 

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