「さあ!ドライブへ行こう」なんて時に愛車が汚れていたらテンションが下がりますよね。たまには自分で洗車をしてピカピカに磨き上げると、より一層自分の車に愛着がわくものです。
難しいことではないのですが、正しい洗車方法で洗わないと塗装面にキズをつけてしまったり、思ったほどキレイにならなかったり、不満な結果に終わってしまいます。
ここでは自分で洗車する方法と、必要な道具について改めて解説します。
洗車をする場所と必要な道具
車を持っているという事は、とうぜん車庫や駐車場があるわけですが、そこで洗車が出来るかと言えばそれは別問題です。また洗車をするためには最低限必要なものも用意しなければなりません。
先ずは場所と道具について考えてみましょう。
洗車を出来る場所
洗車をするためには駐車スペース以上の広さが必要になります。それと大量の水を使うことになるので、手近に水道を確保しなければなりません。
これらを踏まえると持ち家で、なおかつ家の前に広いスペースがあれば解決するのですが、そんな方は一部に限られるでしょう。ではどうするか?一番手っ取り早いのは「コイン洗車場」へ行くことでしょう。
ちなみにドイツでは自宅であっても洗車が禁止されているそうです。よほど広大な敷地の邸宅以外では、洗車した後の水が地下水や河川を汚染するから禁止されていて、それに反すると日本円で数百万円の罰金を科されるそうです。
洗車をするため必要なアイテム
洗車も凝りだしたら奥が深く、必要な道具も揃えだしたらキリがありません。ここでは最低限必要なアイテムと、それに加え“あったら”洗車が捗る道具について解説します。
スポンジ
カーシャンプーなどで車を洗うためのスポンジです。家にある食器洗い用のスポンジではなく、ちゃんと洗車用のスポンジを使いましょう。
とにかく大きめで柔らかいスポンジがオススメで、カー用品店へ行けば色んな種類のスポンジが売っています。一番ポピュラーなのはウレタン製のスポンジで、柔らかめのものから硬めのものまで揃っています。
カーシャンプー
車を洗うための洗剤は、種類も多く何を選んでよいのか悩むところです。塗装面に優しい中性洗剤が無難な選択ですが、汚れの程度や「輝きを取り戻したい!」と言う方には、ワックス成分や研磨剤の入ったタイプもオススメです。
実際に洗車をしていると泡立ちの良いタイプの方が作業しやすく、汚れ落ちも良いので是非使ってみましょう。
愛車の輝きを取り戻したいなら「超艶WAXシャンプー」がオススメです。ワックス効果も2か月ほど保つので、その間の洗車も楽になるでしょう。
バケツ
シャンプーを泡立てるためにバケツは必須です。高価なものである必要は全くありませんが、大きめのものの方が作業効率はあがります。
また洗車していない時に、他の道具をしまっておけば、洗車時にバケツ1つさえ持って作業開始できるので、整理整頓の意味でも効果大でしょう。
拭きあげ用クロス
洗車で使うクロス(タオル)ですが、シャンプーで洗った後に「残った水を取り除く作業」ためのアイテムと言えます。つまり何より吸水性の高さが重要になります。
昔であれば洗車とは別に「ワックスがけ」をやったものなので、別に塗ったワックスをふき取るタオルも必要でした。
吸水性に優れ、昔から定番だった「ユニセーム」がオススメ・・・というか、なんか”それ”があるだけで「洗車している気分」になれるのです。不思議なんですが。
その他、あれば助かるアイテム
先ほど言ったとおり、こだわりだしたらキリがないのですが、あれば非常に助かる道具は存在しています。例えば自宅で洗車できる方であれば「高圧洗浄機」があると洗車ははかどります。っていうか、無いと困るくらいです。
またワンボックス車やSUV車のように背が高い車の場合、脚立などがないと上部の洗車が出来ないでしょう。それだけではなく普通車の場合でも、踏み台などがなければ手が届かないところがあったりします。
つまり「愛車のタイプ」によってアイテムを考えなければならないのです。それを考えるのもある意味楽しいのですがね。
さあ!洗車をしてみましょう
場所と道具を確保したら、あとは愛車を洗うだけです。言うまでもありませんが、天気がまあまあで暑すぎない日が洗車日和です。あまり暑い日だと、洗っている最中に洗剤や水が渇いてしまいます。
また風の強い日は洗車を避けたほうが良いでしょう。砂ぼこりなどで愛車にキズがつくかもしれません。
最初に水で埃などを落としましょう
汚れている車なら言うに及びませんが、綺麗に見える車でも埃や砂などが付いているもので、そのままスポンジでゴシゴシ擦ると塗装面にキズがつく恐れがあります。
そんな事態を避けるために水で埃などを洗い流します。天井部分からはじめて、後は下へ下へと洗い流していけばOKです。
いざカーシャンプー
あらかじめバケツにカーシャンプーを入れ、水を流し込みながら泡立てておきます。先に水を入れておくと意外と泡立たないので、”最初にシャンプー”が鉄則です。
泡立ったシャンプーをスポンジにつけて洗っていきます。これも最初の洗い流しと同じく、上から順番に洗っていきます。この際一定方向に洗う事でムラを防いで綺麗な仕上がりになります。
ルーフ → 窓 → ボンネット → トランク上(あればですが) → サイド → バンパー → ホイール(タイヤ) こんな順番です。
最後に水で洗い流し拭き上げです
仕上げはカーシャンプーを洗い流して、残った水滴をクロスで拭き上げ終了です。ここでクロスの吸水性が発揮されます。
先ほども言ったとおり暑い日の炎天下だと、拭き取る前に水分が蒸発してムラがでてしまいます。素早く拭き上げましょう。
プラスアルファの洗車
ここまでくると愛車はピカピカになっていることでしょう。入念な洗車ともなると1時間半ほどの作業時間になります。
昔はここからワックスがけの時間がありました。今は自分でガラスコーティングが出来たりする時代になりました。もちろんプロにお願したほうが綺麗な仕上がりになるのでしょうが、自分で作業してみるのも楽しいものです。
まとめ
愛車の手洗い洗車を解説してきました。ついつい面倒なのでガソリンスタンドなど有料の洗車をしがちですが、たまに自分の手で洗うと愛着が湧きますし、気が付かなかったキズや不具合なんかも発見できたりします。
車を汚くしているとイタズラをされやすいと言いますし、何よりピカピカの愛車を眺めるのは気分の良いものです。思い立ったら吉日です。さぁ、洗車へ出かけてみませんか?